ごきげんよう、揺れると酔うタイプのシロクマです。
最近はそうでもないですが、小さい頃は車酔いがひどかったですねぇ
昨日の地震と異常震域
さて、昨日起きたおかしな地震を察知できた方はいらっしゃいますでしょうか
実は10/21の17時半過ぎごろに、まるで穏やかな海の船上にいる時のような、大きくゆっくりとした揺れの地震が関東を中心に広がりました。
震源地：東海道南方沖
深さ ：約380ｋｍ（とても深い）
震度 ：3
マグニチュード5.8
震源地に近い地点を中心に震度が放射状に弱くなっていく通常の地震の揺れ方に対して、今回の地震のように通常の揺れ方の法則にそぐわない震域を示すような状態をさして「異常震域」と呼びます。
この地震自体は大したものではなかったのですが、シロクマとしましては嫌な感じがしてなりません。
というのも、今回の「異常震域」の震源地はちょうど南海トラフ地震の起点になりうると予測されている地域のうちの一つなんです。この辺りでスロースリップ（感じ取れないほど弱くゆっくりとした地震）が起こることによって南海トラフ地震が誘発される可能性があるといわれています。
もちろん、だからといって必ず大地震がおこるというものでもないですが、せっかくこの記事を読んでいただけたのであれば備えておいて損はないかなと思います。
「地震の備え」って具体的に何からすればいいの？
「はやめに備えましょう」と言われても何したらいいのか分からない、とりあえず防災用品詰め合わせパックを買ったはいいものの中に何が入っているのかよく知らない、といった方も少なくはないのではないでしょうか。そんな皆さんの為に今日は、今からでもすぐ作れる「枕元ポーチ」をご紹介したく思います。
南海トラフ地震ってどれほど揺れるの？
南海トラフ地震では西日本の太平洋側海岸付近と瀬戸内海周辺ではほぼ全域で震度６以上が予測されています。瀬戸内海側であるはずの香川県や愛媛県でも計測上限の震度７となっています。
震度６以上ともなれば、もちろん立っていることは不可能ですし、固定していないものはすべて吹き飛んでいきます。窓ガラスは窓枠などの変形で割れて飛散することもあるでしょう。
まず何をすればいいの？
東日本大震災の折、逃げ遅れた方たちの多くが足に何らかのケガをしていたそうです。特に震度6を超える地震では割れるものはすべて割れます。さらに南海トラフ地震による津波は早ければ最短2分で海岸に到達し秒速5ｍ以上の速さで市内を駆け巡ります。
もし震災発生が深夜だったとして、すばやく避難するには床に飛散したガラスに気を付けながらどこぞに吹き飛んでしまったスマホを探す余裕は私たちにはまったくありません。
こんな時に困らないためにも、まず手始めに震災直後に必要になる物を詰め込んだ「枕元ポーチ」を作ってみてはいかがでしょうか。
枕元ポーチの1コインレシピ
では枕元ポーチには何を入れておけばよいのでしょうか。以下にまとめておきます。
１.くつ :とにかく履きやすくガラス片から足元が守れさえすれば良いです。スニーカーなどを使うなら靴底を上にするか引き出しの中などに入れて靴の中にガラスなどが入り込まない様にしましょう
２.ライト :過剰に明るすぎなくてよいですが、簡単に点灯できるものがおすすめです
３.軍手 :装着しやすいことが最優先
４.笛 :あれば何でもよいが少ない力でも大きな音がなる物が良いです
５.メガネ :普段の生活で自分の体の一部となっている物（薬なども）はスペアを準備しましょう
これらを一つのポーチやバッグ、ぬいぐるみの中などに入れてベッド周辺の目をつぶっても手に入る場所にひっかけるなどして固定しましょう。アイテムをそろえる際は５番を除いた他の4つはお近くの100円ショップなどで簡単に手に入りますので、早ければ明日にでも完成するでしょう。
くつ
シロクマは旅行用品のコーナーにある折り畳みスリッパを用意してます。小さく軽いうえに専用の収納袋もセットでついています
ライト
災害時用のケミカルライト（サイリウム？）がおすすめです。両手がふさがっていてもひっかけたり、くわえたりできますし、電池不要で折り曲げるだけで長時間常時点灯してくれます。防災やアウトドアのコーナーにあることが多いです。また、小さなお子さまがいる場合にははぐれてしまうのを防止するためにも手などに巻き付けれられるカラフルなものもあれば安心ですね。パーティー用品のコーナーにあります。
軍手
ガーデニング用品のコーナーにあります。自分や子供の手の大きさにあったものを選びましょう。
欲を言えば熱や火に強い純綿がおすすめです。純綿軍手はホームセンターなどに売っています。
笛
ペンライトと笛がセットになったものがあります。予備のライトとしても使えるのでシロクマがこれを使ってますが。小さな力で大きな音が出せれば何でもよいです。ごくまれに、プロフィールを記載した紙を収納できる防災用笛が100円で販売されていることがありますので手に入るようならそう言ったものもおススメです。
最後に
実はどちらかというと防災ポーチよりも寝室の家具の固定や窓ガラス飛散防止フィルムの用意などの方が優先順位は高かったりします。でも、シロクマとしましては500円から始められる防災「枕元ポーチ」を最初に作るのも悪くないと考えています。
誰だって震度７の地震に立ち向かおうとすると始める前から嫌になってしまいます。けれども、普段の買い物のついでにそろえらる程度ならぐんと敷居が下がります。なんならこの記事を読んでいるいましがた100円ショップにいる方もいるかもしれません。そしてこのポーチが毎日枕元にあればそれだけでちょっとした意識づけになります。タマゴが先かニワトリが先か、ひょっとしたら気が付くころにはその他も防災も終わっているかもしれませんよ。
ではまた、シロクマ
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